[36]NHK教育TV・辺見庸『緊急事態宣言の日々』をみました

6月7日朝5時からNHK教育テレビを見ました。いい番組だったと思います。
失礼ないいかたかもしれませんが、辺見さんは現在の自分に素直に忠実に生きておられると思います。彼の詩は、読むものになにかいい感想をもってもらうことを期待しないからおもしろい。
貧困を考えることをきっかけにしたい、というようなことをいいました。辺見さんは昨日のブログで「こころの時代」のなかでKlassenkampf(階級闘争)のことについて、ふれたと言っています。貧困は現代資本主義社会の矛盾を集中的に体現しているということでしょう。その根源に迫る表現活動をしたいということなのでしょう。辺見さんはいわゆる弱者救済主義者ではないと思います。
今朝のNHK教育テレビは、桜の開花の移り行きとともに緊急事態宣言の日々を考えるという構成でしたが、なかなかよかったです。
多分再放送されると思うので、見てください。