[96](投稿)感染の不安と生活の不安

◆◆◆ 派遣切り非正規雇用から始まる
◆◆◆ 派遣切り一人親から始まって
◆◆◆ 3密のコールセンター増加策札幌市では目玉政策

         コバヤシイッチャッタ 作

 報道では、「行政が非正規依存の職場を作り上げている」という。札幌市だけではなく、旭川市函館市釧路市など計14市がオフィイスを新設・増設の補助制度を設けて、道の内外から「人材」を集めている。
 大手のコールセンタはこの制度を使い、本社機能の一部を移転して、契約社員30人を新規採用した。北海道内の最大のメリットは「賃料と人件費(の安さ)」だという。
 賃料は東京の十数分の一、従業員の八割が非正規のパートで、時給は関東より平均250円も安い。
 コロナの感染拡大で、業務が減少して解雇された。休業手当は未払いのままである。
 ある派遣社員は「派遣は雇用の調整弁として扱われ続け、人として見られていない」という。
 職場も3密で改善を求めても、雇用者は全く意に介さないという。「生活のため、恐怖を押し殺して働かざるを得ない人も多い」と。
 「感染の不安と生活の不安」、今、全国どこでもコロナ禍で、この狭間で苦しんでいる多くの労働者がおられます。

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  批評禍 石川木鐸(ぼくたく)