[373](投稿)8割おじさん、GoToで感染拡大と発表

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トラベル開始後感染者最大6.8倍

西浦教授ら 昨夏の旅行者分析

 昨年7月22日に始まった政府の観光事業「」Go To トラベル」の開始後に、旅行に関連する新型コロナウイルス感染者が最大6~7倍増加したとの分析結果を、西浦博・京都大教授らの研究チームが25日までに国際医学誌に発表した。
 国内では7月から感染が再び拡大、流行の「第2波」になった。西浦教授は「第2波は8月中旬までに減少に転じていたが、初期のGO To事業が感染拡大に影響を及ぼした可能性がある」と指摘、さらに詳しい分析を続けるとしている。
 チームは5月から8月の間に発症し、感染経路や行動歴など詳細な情報が分かった静岡、岡山、熊本など24県の感染者4千人を分析。そのうち、817人が県境をまたいだ旅行歴があるか、そうした人との接触歴があった。「Go To トラベル」の開始前の6月22日~7月21日と開始後の感染者数を比較した。
 その結果、1日当たりの感染者数は、開始後に約3倍に増加。週末を含む7月15~19日の直前期間と比べても約1.5倍になっていた。さらに出張ではなく観光目的で感染した人は最大6.8倍、直前期間との比較ではおおむね2~3倍になった。西浦教授は「そもそも人の移動が増えれば、接触機会も増えて感染は拡大する」としている。
(2021・1・26 北海道新聞より引用しました。)

※※※ 骨川筋衛門のコメント

 「8割おじさん」こと西浦博京都大学教授の研究チームの「昨年7月22日に始まった政府の観光事業「Go To トラベル」の開始後に、旅行に関連する新型コロナウイルス感染者が最大6~7倍増加したとの分析結果」を国際医学誌に発表しました。
 新型コロナウイルスの感染は7月から再び拡大した中で、世論もわたくしも「Go To トラベル」は感染拡大をさらに広げていくと警告を発していましたが、安倍政権は世論を無視して、「Go To トラベル」を「GO To トラブル」にしてしまい、首相を降板しました。
 その首相のリリーフが菅首相ですが、感染拡大は止まりません。
 ここにも教授が話されているように「そもそも人の移動が増えれば、接触機会も増えて感染は拡大する」ということを研究によって正しい「エビデンス=証明」を示しました。

 しかし、今のところ菅政権は「Go To トラベル」を中止にする気配はないようです。医療の崩壊、医療関係の職員の不足、介護施設クラスター発生や、病院の院内感染が相次いで出てきています。

 「GO To」事業で喜んでいるのは、増殖したい「新型コロナウイルス」だけではないでしょうか!?
ワクチンンの前に、「GO To」事業を止めることをしないと、安倍の二の舞になるだけだと思いますが、
読者の皆様、労働者の皆様、学生の皆様はどうお考えになりますでしょうか?