[1184]フランスでストライキ 年金支給開始年齢引き上げに反対

 

 フランスの労働者がたちあがっています。以下速報です。

 フランスで7日、年金の支給を開始する年齢を64歳に引き上げる制度改革に反対するデモやストライキが全国規模で行われ、原子力発電所の発電量も低下しています。

 フランスでは今年1月、マクロン政権が年金の支給を開始する年齢を現在の62歳から64歳に引き上げる制度の改革案を示したのに対し、労働組合が強く反対しています。

 7日は「フランスを停止させる」というスローガンのもと、1月から6度目となる大規模なストライキが行われました。  

 フランス各地で開かれたデモ集会にはあわせて350万人が参加しました。 また、鉄道や地下鉄、電力会社、それに学校などで組合員が一斉にストライキを行いました。 AFP通信などによりますと高速鉄道のおよそ80%が運休したほか、パリの地下鉄では3本に1本が運休した路線もあります。

 NHKニュースによれば、このうちパリ中心部のデモに参加した労組の代表のひとりは「1月以来、数百万にのぼる人々が反対の声をあげているのに政府は一向に聞く耳を持たない。デモもストライキもギアを上げるしかない」と述べ、今後も抗議を続ける考えを示しました。

 マクロン政権が今年9月から実施を目指す年金制度の改革法案は現在、フランスの議会上院で審議が行われていますが、最新の世論調査でも65%が政府の改革案に反対と回答しています

以上NHKニュース、日経新聞を参照しました。

 革命の伝統があるフランスの労働組合の団結力は強く、戦闘的です。日本の労働組合も見習うべきだと思います。労働者階級の生活は自分が行動して守るというあたりまえのことを日本の労働組合指導部は忘れています。

 昨日連合は1200名で集会デモを行いました。私たちの組合には呼びかけられてはいませんでした。「人への投資を」という資本家が言うようなスローガンで一部の幹部が参加しただけの集会でした。

 連合は約700万人の組合員に賃上げ、物価値上げ反対のデモに参加することを呼びかけてほしい。