[1228]メーデーに岸田首相が出席とは⁉️

 新しい戦前の旗振り役がメーデー会場の檀上から労働者に何を語るのでしょう。

共同通信は次のように伝えています。

 

首相、連合メーデー出席へ 9年ぶり、労組と連携強化

共同通信 

 岸田文雄首相は、29日に東京都内で開かれる連合のメーデー中央大会に出席する方向で調整に入った。政府関係者が22日、明らかにした。首相が参加するのは2014年当時の安倍晋三氏以来、9年ぶり。自民党は今年の運動方針に連合との連携強化を掲げており、選挙で組織票を持つ連合傘下の民間産業別労働組合の取り込みを図る狙いがある。(共同通信)

共同通信の分析は間違いではないと思います。連合指導部もわかっているでしょう。 

 このときに招待するのは、労働組合員を戦争できる国づくりへの協力要請に無防備に投げ出すに等しいです。

 翼賛化した野党=国民民主党を政治的代表として担ぐ大産別組合の幹部が動いたのでしょう。芳野会長は大得意になっていると思います。労働運動は9年前を超える危機の中にあります。憲法改悪問題、ウクライナ戦争加担問題、中国相手の危険な軍事的包囲網づくりの問題。物価問題、そして物価の値上がりと実質賃金の低下に追いつかないわずかな賃上げ、あらゆることで岸田政権と対決しなければならない時なのです。

 連合指導部が岸田首相に抗議するために招待したというならわかりますが。