[1262]被爆者の訴え

 ゼレンスキー大統領が広島原爆資料館を訪れた時に同行した小倉さんが、翌日の会見で1分でも早く戦争を終わらせないといけないと語りました。G7各国のウクライナへの武器支援と戦争を継続するロシア、ウクライナへの批判の声があげられました。

 

ANNニュース

 ウクライナのゼレンスキー大統領と広島市原爆資料館で対面した被爆者の小倉桂子さんが、会見を開き、その時の様子を語りました。

被爆女性が核兵器の恐怖訴え

「(ゼレンスキー大統領は)何も言わないでたまらない顔をしていた。建物は建て直すことができる人の命はかけがえがない。どうやって人の命を助けるかそれを1番に考えてください。特に子どもたちの命を助けてくださいと私は申し上げました」(小倉桂子さん)

 被爆者の小倉桂子さん(85)は21日、原爆資料館を訪れたゼレンスキー大統領と対面し、自身の被爆体験を伝えました。 また、小倉さんは「原爆の子」の像のモデルとなった佐々木禎子さんの話を伝え、ゼレンスキー大統領に核兵器の恐ろしさを訴えたということです。(ANNニュース)

 また田中稔子さんは次にようにのべています。「戦争を終わらせる方向に進めるのが広島の役割。戦争を有利に進めるための兵器について広島で話すとしたら、容認できません。戦争を回避するような方向転換ができるといいと思います」(NHKWEB)

 被爆者の方々の訴えをゼレンスキーはどのように受けとめたのか。プーチンは来ていませんでしたが、直接訴えを聞くべきだと思います。

 東西対立の暴発という意味をもつウクライナ戦争の犠牲を受け続けているのは両国の兵士と労働者・民衆です。