[1313]立憲民主党岡田幹事長、阿部議員に注意❗️❓️

 韓国最大野党「共に民主党」の議員らは12日に東京都内で会見し、立憲民主党阿部氏らと福島第一原発処理水放出計画中止を求める共同声明を発表しました。

 阿部氏のこの動きにたいして立憲民主党岡田克也幹事長は18日の記者会見で、処理水放出に反対する韓国議員の記者会見に参加した同党の阿部知子衆院議員を口頭で注意したと明らかにしました。

 原発処理水の海洋放出計画に抗議するため来日した韓国国会議員の記者会見に阿部氏が同席したのは「慎重さを欠いた行動だ」と批判しました。

 何が問題なのでしょうか。

 岡田幹事長は「処理水問題は韓国で党派争いや政局のような形で論じられている」とも述べ、誤解を与えかねない行動だったと指摘したそうです。これは国内外の放出賛成派が処理水放出に反対する意見を封じ込めるという政治的な思惑をこめてメディアで盛んに流していることです。立憲民主党ネガティブキャンペーンに乗せられてはいけないと思います。

 韓国尹政権は18日「電力政策審議会」で原発新設を打ち出しいます。

 文在寅前政権の脱原発政策からの転換は、政局問題になるほどの問題です。

 とりわけ原発処理水放出問題はトリチウム水による健康障害の惹起という大きい問題をもっているので政局問題にしてもいいと思います。しかし、放出を容認するか否かは、政局云々の前に、反対の姿勢を示すことそれ自体が野党にとっての試金石となります。日本の野党にとっても絶対反対の立場が問われるほどの問題だと思います。

 岡田幹事長が阿部氏に注意するのは逆立ちした行為です。

 立憲民主党は韓国の処理水放出反対運動と共同行動すべきだと思います。

 わざわざ記者会見で誤解を与えないようにせよというのは処理水放出反対の動きに水をかけることを意味しています。今は政府与党の処理水放出を阻止するために団結しなければなりません。