[1844]2年前の記事ー2 エネルギー計画から原発「低減」を削除

 2024年12月17日、政府は、新しいエネルギー基本計画の素案を正式に公表しました。計画から原発依存度を低減するという文言を削除し、原発の活用、新増設を認める方向に舵をきりました。

NHKニュースを引用します。

 「AIの普及などを背景に今後、電力需要が増えると見込まれる中、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを将来、最大の電源とする一方、これまで『依存度を低減する』としてきた原子力も最大限、活用していく方針を示しました。」

 石破政権は国民民主党、維新の会の原発容認勢力に後押しされ、「原発ゼロ」を取り下げた野田立民党に助けられて原発依存政策を進めようとしています。

 経済産業省は2025年度予算案で次世代型原発の開発に889億円を計上し、前年度の563億円から大幅な増額を計っています。

 予算案の成立を阻止しなければなりません。

 岸田政権が原発低減から依存へとエネルギー政策を転換した2年前をふりかえります。

2年前の記事

2022/12/26

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