[292](投稿)追加経済対策、一律支援後景化

f:id:new-corona-kiki:20201213214409j:plain
巨額歳出、効果に疑問符 成長支援に軸足 経済対策
12/9(水) 7:07配信402 JIJI.COM より引用いたしました。
政府は8日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、追加経済対策を決定した。  
4月の経済対策に盛り込んだ個人の生活を一時的に支える給付金の一律支給は姿を消し、当面の雇用や企業経営の支援策を継続しつつ、中長期的な経済成長を後押しする。しかし、大型基金の創設などは政策効果が不透明で、巨額の歳出が効率的なのか疑問符が付く。 
売り上げが大きく減った中小企業に最大200万円を支給する「持続化給付金」は来年1月に申請期限が切れる。追加対策で新設する「事業再構築補助金」は、中小企業の業態転換や新規事業への進出などを支援するため、最大1億円を支払う。一律的な救済から、自ら努力する企業に支援対象を絞り込んだ格好だ。  
雇用維持に協力した企業に支給される雇用調整助成金の特例措置は期限を今年12月末から来年2月末に延長するが、同3月以降は段階的に縮減する。同1月末が期限の「Go To トラベル」キャンペーンも当面の観光需要を喚起するため延長するが、追加対策には同6月末までと明記した。  
公的支援への継続的な依存を招きかねない施策は幕引きへかじを切りたい財務省の思惑が透ける。ただ、来年10月に衆院議員の任期満了を控え、与党からの歳出圧力が再び高まるのは避けられそうにない。  
一方、追加対策はコロナ後の経済成長に向け、脱炭素化のための2兆円の研究開発支援基金や、大学の研究や若手の育成を支援する最大10兆円規模の基金の創設を盛り込んだ。基金の使途をめぐっては、チェックが甘くなりがちで、「予算を計上しても使われなかったり、無駄な使われ方をされたりする面もある」(民間エコノミスト)と批判がつきまとう。
 経済財政諮問会議の民間議員は、将来的に利益・利便性を生み出しそうな事業・分野を選んで財政支出する「ワイズスペンディング(賢い支出)」の必要性を再三、提言している。追加対策の事業規模が73.6兆円に膨らむ中、コロナ後を見据え、歳出の効果を徹底的に検証する仕組みを整備することが求められる。


※※※骨川筋衛門のコメント

菅首相の「目玉」政策に、多くの報道や「エコノミスト」の批判が集中しています。約73兆円もの大型予算が本当に「有効な効果」を発揮できるのか、という声が多いのです。「経済財政諮問会議の民間議員は、将来的に利益・利便性を生み出しそうな事業・分野を選んで財政支出する『ワイズスペンディング(賢い支出)』の必要性を再三、提言している」と報道されています。

個人の生活を一時的に支える給付金の一律支給は姿を消します。また、売り上げが大きく減った中小企業に最大200万円を支給する「持続化給付金」は来年1月に申請期限が切れます。追加対策で新設する「事業再構築補助金」は、中小企業の業態転換や新規事業への進出などを支援するため、最大1億円を支払いますが、一律的な救済から、自ら努力する企業に支援対象を絞り込みます。菅の自助、共助、公助のキャッチフレーズの趣旨が経済対策に映しだされています。経済対策につらぬかれている考え方は自己責任論です。

菅首相のこれまでしてきたことは、「アイデア」を出すことで、アイデアが功を奏したかどうかの検討はしたことがあるのでしょうか?アベノマスクも菅の発案だったと聞いています。それを阻止する官僚は左遷されるということですから、逆らえないまま、官僚は「地獄への道」を共に歩かねばなりません。道中は「やじ・きた」さんたちだけでもう良いではないですか。

多くの人民をコロナ禍と貧困とにあえぐような愚策は、もっと「ゆとりがある時期に」やってみてはいかがなのもかと、「聞く耳を持たぬ」ものに言っていても無駄なことですかね~~