[531](投稿)コロナワクチン予約狂騒曲・競争曲

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 まことに、わだ内科クリニックの和田眞紀夫先生が言われる通りです。「コロナのパンデミックな流行は自然災害と考えられるが、コロナ禍が巻き起こしている様々な問題の多くは直接コロナウイルスそのものが悪さをしているものではなく、ほとんどがコロナ対策不備によるものだ。そういう意味でコロナ禍を捻じ曲げている主因は人災で、コロナワクチン予約狂騒曲もまたしかりだ。このような人災によるコロナ禍の暴発がこれ以上繰り返されないことを願うばかりだ」という事態が、TVで見ているとよくわかります。
 事前に、ワクチン希望者の数を把握する手段がなかったのかと訝(いぶか)っていました。
若い人と高齢者の行動を比較するだけでも、想像がつくと思いますので、上記のことをなぜしなかったのだろうと。
 若い女性2人に街頭インタビューしていて、一人は「すぐワクチン接種を受けたい」、もう一人は「ほかの人の様子を見てから、決めたい」という場面を映し出していましたが、これもワクチンの「副反応のことが良く分からない」という理由がありました。
 よりましな「正確さ」を求めるなら、政府も各報道機関もしっかりとした事前の調査を聞き取る方法もあったと思います。菅の支持率調査など今やることではなく(支持率は当然落ちて30%を割るかと思うくらいの水準ですが)、やるべきは高齢者のワクチン接種の希望者数の概算ができるようにすべきでした。
 オリンピックにも気を取られて、ワクチン希望者数のこと、我先にと狂騒曲になることなどに思いが及ばない「大臣」ばかりということが分かるだけでした。
 同時に、予約の仕組みを外注しましたが、発注先は自民党に関係が深い会社だそうです。新聞は、予約ができない仕組みを作った会社の「不始末」として、そっちの方向に目を向ける始末です。政府の要人に金が回る仕組みは常態化していて、らくちんだから?正確なシステム構築にもソフトにも改良を加えるのを怠ってしまうのではないかと勝手に想像してしまいます。
 
防衛省の大規模予約センターの予約サイトでトラブル続出

 朝日(アエラ)が、勝手に予約を打ち込んでも登録ができたことを公表したことを政府は怒り、問題にするけれど、穴だらけだということも確かめない方が悪いので、怒るよりも感謝すべき事態でした。
 予約がスムーズにできないことを素直に謝り、よりよい予約の仕方を考えなおすのが先でした。

 中川医師会長の件は起こるべくして起こったと思いました。まさに「魑魅魍魎」の世界で、今の地位に2度3度とどまろうとする策の一つですが、「稚拙な方策」でしたね。尾を引くと次回の選挙では破れますね。コロナが終わっていれば分かりませんが。

 ワクチンの副反応で重大事故が起こった場合を懸念して、医師がワクチン接種の会場の立ち合いを渋るという記事が昨日の読売に出ていました。一応、国や自治体が責任を持つと書かれていますが、正式な文書は見ていません。記事によると弁護士は、問診をしっかりしたという書類を残せと書いていて、これでは接種が遅滞すると思いました。同時に、これでは集団接種に協力する医師は少なくなるだろうと思いました。

 昔、脳外科医の人が病院も事故が起こった時に備えて、医療事故の保険をかけているけど、金額が足りない時のことも考えて、自分でも保険に入っていると言っていました。

 これを読むと、小生も考えこみました。記録をつけると時間をより食うので、医師等の労力が増えて、たまったものではないだろうと。

とりあえず、愚痴でした…

ペンネーム 
鼎野軽佻浮薄(かなえのけいちょうふはく)