[747](寄稿)三回目の接種

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ペンギンドクターより
その1

皆様
 寒いですね。冬だから当然とはいえ、寒波が今年は早く来ています。
 私は一日8000歩以上をクリアーするために、毎日ウェザーニュースで一時間毎の気象状況をチェックしています。今日は一日快晴ですが、午後から北西風が7-8メートルと強くなるので、朝7時半から公園散歩に行ってきました。外気温は2‐3℃でした。でも日差しはたっぷりで公園に人影はないものの、沼や池にいる水鳥のカモやオオバンが丘に上って、何やらついばんでいました。彼らは植物を摂取するので、草の茎や根などを食べていると思われます。オオバンは警戒心が強く、人が近づくと全部がスタコラ水の中に戻っていきます。しかし、今朝は人影のないせいか、逃げる気配がなく、私のほうで迂回して散歩した次第です。食事の邪魔をしては気の毒ですから。

 さて、MRICの情報を転送します。医学生の行動はともかく、文中の福島県にて行われたコロナワクチン接種後の「中和抗体の推移」は大変興味深い報告です。(註:[749]で掲載します。)このことに関しては、朝日新聞だったか、全国市長会会長の立花相馬市長(この市長については新しい連合会長を「美人会長」と言ったとかで批判的に話題になっていた人とも記憶していますが、間違っているかもしれません)が岸田首相に3回目のワクチン接種を急ぐべく、抗体価の変化にも言及して、要望書を提出したことが報道されていました。とにもかくにも、オミクロン株の上陸・蔓延が現実化していますので、3回目のワクチン接種が望まれます。

 ということで、実は私は12月23日(木)に新型コロナウイルスワクチン3回目の接種を受けました。
 1回目4月16日(金)、2回目5月7日(金)、3回目12月23日(木)ということになります。7か月あまり経過しての3回目です。市から接種の案内が来て、すぐに同じ私の仕事場でもある病院で接種となりました。
 なお、4週間前の11月24日(水)にはクリニックにて品不足が噂されていたインフルエンザワクチンの接種をしました。その時、昨年までは気にもならなかったインフルエンザワクチンの注射部位が女房ともども腫れたので、ちょっと不思議な感じがしていました。すると案の定、3回目の接種の翌日である昨日は注射部位の痛みに加えて全身倦怠感と軽い頭痛、さらに夕方測定したところでは、微熱(36.7℃)(私は毎週二回仕事の前に体温を測定していて常に36.4-36.5℃です)が認められました。ひょっとして風邪でも引いたかと思うような体調不良の状況でした。
 今朝になって、昨日とは明らかに調子がよくなっていますので、やはり昨日はワクチンによる副反応だったと納得しました。それでも昨日は、午前中は脚立に登って天井からぶら下がっているカーテンを洗濯したり、窓ふきをしたりしたのですから、医者としては不用心な男です。「いつもよりフラフラするな。年のせいだな、窓枠にしっかりつかまって気をつけてやろう」と言いきかせながら掃除していました。脚立から落ちなくてラッキーでした。

 以上、3回目のワクチンの副反応は私の場合二回目よりも強かったと結論できます。皆様もお気を付けください。
 8月以降の日本におけるコロナ感染の沈静化については、いろいろ検討されて学術雑誌に発表されているようです。説得力のある学説も出ていますが、要は今後の推移次第です。学術誌に掲載されたからといって、正しいかどうか私は疑問に思っています。特に日本人の特殊性を云々する説には、データが説得力があっても、まだ納得はしていません。
 8月以降のデルタ株感染の沈静化によって、政府・医療界も対策の先送りをするのではないかと危惧していましたが、オミクロン株の世界的流行で、日本も中だるみせずに、着々と対策の現実化が進んでいるようで、いいことだと思っています。オミクロン株自体は世界の状況を見ると、感染力が強いものの、重症化や致死率は低いような報道があります。そうであってほしいものの、そうだとしても私は巣ごもり生活を変えるつもりはありません。朝は4時半~5時に起きてメールチェックに医療クイズ、朝食そして・・・・・・仕事以外は読書と読書記録の作成、毎日の散歩、録画したテレビ番組の食事時の鑑賞、夜は録画鑑賞の前に5分ほど女房に肩もみをしてもらい、録画鑑賞時は私が女房の肩もみをして午後9時過ぎにはさっさとベッドに入るというパターンです。
つづく