[1069](寄稿)5回目のワクチン接種

ペンギンドクターより
その1
 
皆様
 朝晩はずいぶん寒くなりました。いかがお暮しでしょうか。
 私は一昨日11月9日(水)に5回目のコロナワクチンを接種しました。接種券が来たので、どこで接種するか女房がネットで最も早い日赤での接種を予約してくれたのです。Y記念病院は一般の人々の接種はしていなくて、職員の対象者がまとまったところで接種するための日時を設定するので少し遅れることになります。インフルエンザワクチン接種もありますし、例外的にコロナ・インフルエンザ両ワクチンの同時接種ないし接種間隔二週間という規定はないとはいえ、早く接種する方がいいと判断しました。今までは翌日の仕事のない金曜日に接種したのですが、今回は水曜日の午後にしました。日赤は手慣れたもので、流れ作業的にスムースに接種できました。水曜日は料理の日でしたが、午前中に料理準備のほとんどは片づけて準備万端でした。いつものように日本酒を少し呑んでいい気分にもなりました。
 さて、翌日は仕事です。前回の経験から多少の副反応は覚悟していましたが、体温測定では36.8度、いつもより2分程度高めでした。前日のレントゲン読影と前日の21名の胃内視鏡(GF)の結果入力、47名の一般検診の診察、1名の乳がん検診、17名の胃内視鏡前の問診(半分はナースがしてくれます)など、忙しく仕事をしているうちに、朝からの注射部位に加えて全身の筋肉痛がひどくなってきました。熱も出てきたようです。ミスをしないように注意しながら何とか仕事を終えることができましたが、後刻ナースがGF所見の判定(文字入力はしていて、分類のための数字入力が抜けているだけで重大な問題ではありませんが・・・・・)が二か所抜けていることを指摘してくれました。注意していても体調不良では何らかのミスが起こります。
 私の場合、他の医師と異なり、レントゲン読影の仕事も同じ日にヴォランティアでやっているので、なるべく早く片づける必要があるのです。従ってナースや事務には、私の場合ミスや抜けがあるから、注意してチェックするように伝えてあります。また遠慮なく教えてくれと言っています。おかげで、私の所には他の医師の「ミス」の訂正の可否も質問してきます。おかしいと思ったら、結果的に大したことでなくても確認する態勢を作っておくことは大切なことです。
 幸い食欲はあり、昼食は普通に摂り、12時40分に女房の迎えで帰宅しました。自宅への車中で、女房の勧めどおりに「今日の散歩は中止する」と宣言しました。そして帰宅後すぐに昼寝を2時間もやりました。いつもは15分で目が覚めるのですが、断続的に2時間も寝てしまいました。体温は37.2度でした。全身の筋肉痛も相変らずでした。
 そして注射2日後の今日は、注射部位の局所の痛みがわずかにある程度で、発熱もなく快調です。微熱とはいえ、新型コロナワクチンの副反応の不快さは、それが消えてみるとよくわかります。         
 
日経メディカルオンラインで、オミクロン株(死亡率が少なく、重症化も少ない株だという意味)の蔓延以後、新たにワクチン接種をしないという人が増えているという情報があります。副反応の不快さを経験した「若い人」はワクチン接種をしたくないというのも理解できます。ただ、高齢者の場合、やはり接種は続けた方がいいと思っています。
 
 さて、昨日は散歩を中止したせいで、一日の歩行数は2000歩余りでした。昨年2021年11月9日の雨で散歩中止以来、2021年11月10日から2022年11月9日まで連続365日続いた歩行数8000歩超がついに途切れてしまいました。女房曰く「まる一年続いたのだから、ちょうどいいのじゃない?新たに今日から開始でしょ。昨日散歩して引っくり返ったら取り返しがつかないでしょ」とのご託宣でした。確かに昨日は少しふらつくような状態でした。恐らく仕事がなければ昼頃までゆっくり寝ていて午後には散歩もできたと思います。前回・前々回のワクチン接種がそうでしたから。まあ、まる一年8000歩を続けただけでいいとします。
つづく