[1105]戦争と鉄道

 17日の日経新聞「風見鶏」に「鉄道と防衛力」というタイトルの一文が掲載されています。

 JRは今赤字線に悩まされているが、戦争になったときの補給路として残しておかなければいけないという趣旨の意見を紹介しています。

 11月の参院外交防衛委員会で国民民主党の榛葉幹事長は次のように訴えています。

 「鉄道と国防、軍、戦争は大変密接な関係にある。昔も今も鉄道は安全保障上、重要なインフラだ。」

 戦争にとって重要な補給をするために鉄道はたとえ今赤字であってもなんらかの形で残すべきだと言う意見です。

 私は「風見鶏」を読んで、そこまで議論されていることに驚き、11月15日の参院外交防衛委員会をユーチューブで見ました。確かに国民民主党榛葉幹事長は、有事の武器、弾薬、兵士の搬送ができるように国がのりだして鉄道を整備運用することを強く訴えています。

 国民民主党は軍事大国への道を急ぐ岸田政権の露払いの役を買って出ています。この党をUAゼンセンやJR連合などの労働組合が支えているのです。

 「反撃能力」の銃後で国家として兵站体制を確立することを防衛大臣外務大臣に訴える国民民主党は野党の中の自民党の別働隊です。