3月25日の産經新聞は「政府が、太平洋島嶼(とうしょ)国に対する自衛隊の能力構築支援活動について、軍隊を保有せず沿岸警備隊しか持たない国も対象にする方針を固めたことが25日、分かった」と一面に掲載しました。
産經新聞を読んで、私は日米同盟下における大東亜共栄圈づくりの今日版が始まっていると感じました。
自衛隊は東南アジア、太平洋島嶼国にジワジワと軍事支援を進めていますが、軍隊を持たない国は持つ必要がないから持っていないのです。日本政府の「戦争のできる国づくり」の輸出は中国にたいする防波堤の構築に島嶼国を巻き込むことに他なりません。
日本の「現象的平和」の日常の中に戦争の根が伸び地盤を固めています。