[1332]2023春闘物価上昇に追いつかず

 厚生労働省が4日「今春闘の賃上げ率3.6%」と発表しました。資本金10億円以上、従業員1千人以上の364社の平均です。連合のまとめは中小企業を含む5463組合の平均です。ベースアップと定期昇給合計の賃上げ結果がこれです。ばらつきもあります。

 しかし、物価上昇率は依然として3%以上であり、ベースアップは物価上昇に追いつけません。実質賃金は5月まで14ヶ月連続で下がりつづけています。

 労働組合はこのくらいの賃上げに満足すべきではありません。