[1412]麻生氏のメガネに「叶う」ヒト

22日の日経新聞5面に小さな記事が載っていました。

「岸田氏の実績麻生氏が擁護 『これ以上何をすれば』」

 21日に福岡市で公演した麻生氏が支持率低迷が続く岸田首相を擁護しました。反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有決定を岸田首相の実績にあげて次のように述べたそうです。

 「安倍晋三元首相もできなかった。これで支持率が下がるなら、政治家として何をすれば良いのかと言いたくなる。」

 麻生は岸田首相が「専守防衛」概念の内包を戦争相手国の基地にまで拡大し、その軍事的能力の保有を認める決定をしたことを賛美しています。だからこそ支持率が下がったのかも知れないとは思わないというところが麻生らしい。

 麻生は更に岸田首相について「リベラルそうに見える顔が安心感をあたえる。菅義偉前首相や俺のように『売られたけんかは必ず買う』という顔ではない」と言いました。

 岸田はリベラルではないが、あの「リベラルそうに見える顔」「けんかを買わない顔」で軍事強国化の諸施策をやってくれて右派としてはありがたいということです。

 首相の岸田という人は、時代の流れに身をまかせて日本の国を悪く変えることしかできない、思想的にはのっぺらぼうでただ意固地なだけの人物のように思われます。

 安倍元首相の盟友家老だった麻生は、スイスイ進む岸田を見て意外と頑張るじゃん、というわけです❔❗

 同じ穴のムジナです。

(註)

 ムジナは歳をとると人を化かせるようになります。

 wikipediaによれば、ムジナの化かし方は大きく分けて3つあり、1つ目は田や道を深い川のように思わせる。2つ目は馬糞をまんじゅうに、肥溜めを風呂のように思わせる。3つめは方向感覚をなくすということである。このほかにも人を何人も殺す凶悪なムジナがおり、一部の地域ではそれをおおむじなと呼ぶことがある。