いま9日7時05分です。NHKラジオで岸田首相が防衛費確保のために27年度増税を指示したというニュースが流れました。ペースが速い。
岸田首相は支持率低下をものともせず、日本の軍事大国化の諸施策を進めています。安倍元首相のペースを凌駕する勢いです。なぜ岸田政権がこうまでやれるのでしょうか。
反対運動の火が消え、翼賛の団扇が振られているからです。野党が政府にすり寄っており、労働運動の中心に位置する連合の民間大産別組合が現政権に協力する国民民主党を支えているからです。
岸田にしてみれば、日米同盟のもとで自衛隊の反撃能力を保持する「国民合意」を取りつけることに成功しつつあるという自信があるのでしょう。
与野党は「戦争のできる国づくり」の旗手として右に舵を切りました。
