[1413]自民党,・小渕優子選対委員長、連合傘下民間労組との協力を語る

 小渕優子自民党選対委員長が日経新聞のインタビューで連合傘下の民間労組との次期衆院選での協力を探る考えを明らかにしました。

「対話と協力を繰り返す中で双方ともに信頼関係をつくっていかないといけない」と話しました。

 2022年2月当時自民党組織運動本部長だった小渕氏は芳野会長と会食で意思疎通をはかって以来(それ以前からだったかも知れませんが)、23年度の自民党大会に芳野氏の参加を打診するほどまでに距離を縮めてきました。今年3月には連合側の要望に応えて8年ぶりに「政労使会議」を開催した政府は9月、産業別労組「電機連合」出身で国民民主党に所属していた元参院議員の矢田稚子氏を首相補佐官に起用しました。

 この2〜3年で自民党は連合内国民民主党系の民間産別にアプローチし足固めをしつつ矢田氏の補佐官起用に踏み切り、さらに小渕発言を演出したのでしょう。

 今のところ芳野会長は連合として自民党支持するわけではないと言っています。しかし、自民党は国民民主党を媒介にして民間産別(電機連合UAゼンセン、電力総連、自動車総連など右派大産別)との関係を強くしてきています。

 このまま進むとやがて連合は軍事大国の道を進む自民党政権労働組合から支えていく組織になります。

 この動きを組合の下からふんばって止めなければなりません。