[1512]動員兵いつ帰れる

 

 ロシアでウクライナ戦争にたいする抗議活動が公然化してきました。

まず動員されている兵士の家族が早期復員を要求して立ち上がりました。

報道各社が伝えています。ヤフーニュース参照

 

 ウクライナ侵攻で前線などに送られた動員兵の妻や母らが20日、早期の復員を求めてロシア各地で抗議活動をした。モスクワでは、3月のロシア大統領選に向けたプーチン大統領の選対本部を訪れ、「動員兵はいつ帰れるのか」と訴えた。

 ロシアの動員、悲惨な実態  「これはやばいよ」新兵SNSで訴え次々

 モスクワ中心部の赤の広場近くでは同日、約10人が赤いカーネーションを持って集まり、第2次世界大戦の旧ソ連兵を慰霊する「無名戦士の墓」に献花した。 テレグラムチャンネル「プーチ・ダモイ」(ロシア語で「家路」)が呼びかけ、参加者はシンボルの白のスカーフを頭に巻いた。

■政府の弾圧「怖くない」

 その後、プーチン氏の選対本部を訪問。プーチン氏への要望書に「動員兵はいつ帰れるのか」と書いて提出した。

 

ロシア大統領選に反戦候補が10万人以上の推薦署名を集め選管に立候補届をしました。

サンケイ新聞を引用します。

 

「唯一の反戦派」ナデジディン氏が署名提出

3月の露大統領選 

024/1/31 21:32

 3月のロシア大統領選の出馬予定者の中で唯一、ウクライナ侵略に反対の立場を表明している元露下院議員、ボリス・ナデジディン氏(60)が31日、候補者登録に必要な有権者10万人分超の署名をモスクワの露中央選管に提出した。今後、中央選管が署名の有効性などを審査し、候補者登録の可否を判断する。 ナデジディン氏は報道陣に「有権者が署名のために列をつくったのは大統領選史上、初めてだ」と述べ、自身への期待の大きさを実感したことを強調。交流サイト(SNS)にも「中央選管や現政権は『象(巨大な存在)に気付かなかった』と言うのは難しいだろう」と投稿し、政権側は自身の出馬を認めざるを得ないとの見通しを示した。

 大統領選では5選を狙うプーチン現大統領の「圧勝」が確実視されているものの、ナデジディン氏が出馬を認められ一定の票を集めた場合、政権側への打撃となる可能性もある。

以上

 

戦争反対の声が上がりました。

 ロシアではプーチンの弾圧にめげずさまざまの形態で反戦闘争が粘り強く展開されています。

 ウクライナでは戦争指導者ゼレンスキー大統領とザルジニー司令官の間にに亀裂が生じています。この確執ははなばなしいプロパガンダの裏側でゼレンスキー政権の危機が進行していることを物語っています。

 ウクライナの労働者・兵士がロシアの反戦運動と連帯してたたかうことを願い、私も戦争反対を組合の内部で訴えたいと思います。