[1035]ロシア報復攻撃、ウクライナ戦争緊迫

 8日のクリミア大橋の爆破をプーチンウクライナの特殊部隊が行ったテロ行為と断定し、10日ウクライナ各地に報復ミサイル攻撃を行いました。これにたいして米欧の諸国政府は一斉に抗議声明を出し、これからもゼレンスキー政権を軍事的に支えることを発表しました。ウクライナ戦争は東西資本主義国家間の核戦争として一気にエスカレートする瀬戸際に立っています。  

 私は侵略したロシア軍の報復爆撃に強く抗議します。そして米欧NATO諸国にバックアップされたウクライナ•ゼレンスキー政権の対抗的軍事行動に反対します。激化するウクライナ軍の軍事行動はウクライナのオリガルヒをはじめ資本家階級の階級的利益と米欧の帝国主義の利害ために労働者階級が犠牲になってしまうからです。

 侵略にたいするレジスタンスを展開しているウクライナの労動者、労働組合と弾圧に抗して反戦闘争に立ち上がったロシアの労動者学生は戦争を阻止するためにがんばってほしい。私は日本の労働組合の中で、そしてこのブログでプーチンの侵略とゼレンスキーの対抗的軍事行動と岸田政権の戦争加担にに反対します。

 以下、現在のウクライナ戦争をめぐる様々な動きを伝えるロイター通信を紹介します。

 

ロシアがウクライナ各地にミサイル攻撃、プーチン氏「テロに報復」

ロイター編集 [キーウ 10日 ロイター]

- ウクライナの首都キーウやリビウなど複数の都市が10日朝、ロシアのミサイル攻撃を受け、民間人の死傷者が出たほか、電力や水、暖房などのインフラも一部破壊された。ロシアは陸・海・空から数十発の巡航ミサイルを発射し、ウクライナ侵攻開始以降で最も広範な空襲を行った。

 ロシアのプーチン大統領は10日のテレビ演説で、クリミア半島とロシア本土とを結ぶクリミア大橋で8日起きた爆発の報復として、ロシア軍にウクライナのエネルギー、軍事、通信インフラに対する長距離ミサイル攻撃を指示したと表明。ウクライナがロシアへの「テロ行為」を続ければ厳格に対応すると述べた。

 ウクライナ西部のテルノピルやジトーミル、中部のドニプロやクレメンチュク、南部ザポロジエ、東部ハリコフでも10日に爆発が報告された。

 ウクライナ当局によると、ミサイル攻撃で少なくとも11人が死亡、数十人が負傷した。国内11カ所の主要インフラが攻撃を受けた。欧州向けの電力輸出も停止した。当局は全国的な停電の復旧を急いでいる。 ウクライナのゼレンスキー大統領は、市民の殺害とエネルギーインフラの破壊を狙った攻撃だと非難した。

 米国のブリンケン国務長官は、ウクライナのクレバ外相と会談し、同国への支援を改めて表明した。 バイデン米大統領は、ロシアによるミサイル攻撃を非難し、ウクライナ市民に対するプーチン大統領の戦争の「残虐性」を明示したとの認識を示した。

 ゼレンスキー大統領は、ウクライナの防空を巡りバイデン氏と協議したと述べた。 英首相府の報道官によると、主要7カ国(G7)の首脳は11日にゼレンスキー大統領とオンライン会合を開く。

 一方、ベラルーシのルカシェンコ大統領は10日、ウクライナや西側のウクライナ支援国からのベラルーシに対する明確な脅威に対抗するため、同国軍をロシア軍と共にウクライナ周辺に配置するよう命じた。ウクライナでの戦争がさらにエスカレートする可能性がある。

 

私の意見∶

 ベラルーシまでもが直接的に参戦すると戦火はヨーロッパ全体に広がります。ベラルーシNATOの参戦反対の声を‼️