[6]忍び寄るデフレ

忍び寄るデフレ

世界的にデフレがはじまった 5月17日の日経新聞は一面で「忍び寄る世界デフレ」と報じています。
中国は住宅販売が主要4都市で過去5年平均の7割だと伝えています。家具、家電の売れゆきも悪くなっています。国内旅行も昨年の半分です。感染を避けたいという気持ちで外出を控えている人が多いと思われます。
供給は増えていますが消費が伸びない。そうなると物価は下がります。中国企業の出荷価格は大幅に下がっています。コロナショックで供給と需要の両方が下がりました。資本主義の経済活動が全体的に委縮してしまったのです。
中国の現実が示すのは需要の減少が大幅で物価は下がりデフレリスクが強まっていることです。日本も同様です。世界的に物価は下がり企業は経営危機になります、経営者は労働者を容赦なく解雇して「解決」をはかりますが、商品を買う人が減るため不況は進むという悪循環に陥ります。
政府、中央銀行はどの国でも国債をいくらでも発行したり社債を買い取ったりして企業の破綻を防ごうとしています。お金をいくらつぎ込んでもデフレが進めば熱い砂漠にヤカンで水を注ぐようなものです。
これから私たち労働者、庶民にしわ寄せが来ます。いや、もう来ています。
労働組合運動、いまは頼りないです。がんばってくれないと困る、とかみさんにいつも言われています。なんとかしよう!    

ぐう 👊