[239](投稿)学術会議会長が丁寧に説明、政府「既得権益」と!?

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 梶田会長が記者会見を開いた。6人の任命を改めて求めた上で、学術会議に関する誤った情報が広まっているとしていた。6人の任命を改めて求めた上で、学術会議に関する誤った情報が広まっているとして「私どもの活動が国民の皆様に伝わっていない。正確なデータに基づいた議論をしてもらいたい」と訴えた。
 学術会議を巡っては会員の選考方法や年間約10億円の予算の使い道などについて自民党が問題視し、SNSなどでも批判の声が上がっている。任命拒否の発覚以降、菅首相自民党の指摘に対し、SNSなどでも批判の声が上がっている。任命拒否の発覚以降、菅首相自民党の指摘に対し、学術会議が公の場で反論するのは初めて。
 会見では、同席した副会長らが会員選考の流れや活動状況を説明。新会員候補者は、会員らが推薦した約1300人の中から選考委員会など多くの過程を経て、半年かけて首相に推薦する105人を決定しているが、「後任の指名」はできない仕組みだと強調した。同様の選考方式は海外の多くのアカデミー(学術機関)でも採用されているという。
 会員が一部の大学や地域に偏っているとの指摘についても、2000年に69・5%だった関東地方の会員が20年に51%に、東京大の会員も05年の50人から34人(名誉教授は含まず)に減少したと反論。女性や産業界の会員を増やすよう努力しているとした。
 会員には委員会の出席に応じた手当と旅費が支払われるだけで、手当は1人当たり年間約34万円、旅費は約6万円。一方で、直近の3年間で開いた委員会は2234回に上ったという。菱田公一副会長は「予算がなくなる時もあり、ボランティアワークが存在しているのも事実」と訴えた。
 学術会議を巡っては自民党のプロジェクトチームが組織の設置形態などを議論し、年末までに取りまとめる予定。井上信治・科学技術担当相も学術会議に対し年末までに課題を検証、報告するよう要請しているが、梶田会長は「それが最終報告になるとは思えない」とし、年明け以降も提言機能の強化などに向けて検証を続ける意向を示した。15年に有識者会議が学術会議のあり方についてまとめた報告書を基に、改善できる点などを洗い出すという。【池田知広、柳楽未来、岩崎歩】
© 毎日新聞デジタル版  2020・10・29 より引用しました。

※※※ 石川木鐸(ぼくたく)のコメント

 11月3日の北海道新聞の記事に「学術会議側の選考批判 首相 既得権益のよう」という見出しを見て驚きました。
 首相は新聞各紙を読まない、側近も読まないのでしょうか?上記に引用させていただきました毎日新聞のデジタル版の記事に日本学術会議会長梶田氏が、6年おきに日本学術会議の会員210名の半分105名が替わる経過を詳細に発表されていて、その後に菅が、「学術会議側の選考批判 首相 既得権益のよう」という見出しを付けられるような「めちゃくちゃな文句をつける」ということに驚いたのです。

 かなり梶田会長は低姿勢でここまで説明しなくても良いと思ったほどでした。
 もう、よほど取り巻きも「意見」を述べると菅に左遷されるという「不安」があるのでしょうね。
 菅がいる限り、自民党はますますダメになるでしょうね。官僚も同じくダメな官僚に成り下がるでしょうね。
 卒業する学生が、年々国家官僚になる試験を受けなくなっている現実をどう考えているのでしょうかね。

 また、菅も梶山も原発の再稼働を公言し、福島原発事故の悪夢を再現して、国民に混乱と恐怖と貧困をもたらす「福島原発の爆発・崩壊・メルトダウン」以上の大事故をもたらす結果となりましょう。
 核のごみ=高レベル放射性廃棄物もますます増えていきます。

このような政権を読者の皆様はどうお考えになりますでしょうか?