[991]国葬反対

 
 涼しくなりました。明け方の虫の音が静かです。 
 先日私が所属する労働組合の本部主催の行事があり参加しました。本部執行部は改憲反対を議案に明記してはいますが、国民葬にはふれていなかったので意見を述べました。
 安倍元首相の死を個人として悼むのはその人の気持の問題です。けれども国が葬式を主催するということは政治家としての安倍元首相の追悼を国民全体に強いるということです。安倍元首相は憲法改悪に急先鋒として政治活動を行いました。また、森友、加計問題、赤木さんの自殺問題など解決していないことがあり、とても政治家としての安倍晋三を追悼する気持ちにはなりません。私は国葬に反対するということを述べて組合として反対すべきことを訴えました。
 もう一点。24日のGX(グリーントランスフォーメーション)会議で岸田首相が原発の新増設を発表したことに組合は反対すべきことを強く訴えました。福島第一原発の事故処理が終っていない、溶融した核燃料の取り出しの目処さえたってない中で新増設を打ち出すのはとんでもないことです。今のエネルギー危機はウクライナの戦争をはじめたロシアへの経済制裁にも原因があるのです。日本の戦争加担によって起きているエネルギー危機を原発の再稼働や新増設で乗りきることに反対です。
組合の中で反対を訴えるときだと思います。

 ところで、このGX会議に連合会芳野会長も正式メンバーとして参加していて、原発の新増設にはコメントしませんでした。今後下から批判していかなければならないと思います。