[1087]立憲民主党「反撃能力」容認❗❔

今日の日経新聞の4面に「立民『反撃能力』容認を検討」という見出しがあります。びっくりしました。·
 なんてことでしょう。この件では立民党は翼賛会化しました。
 共産党は「反撃能力」は違憲だと訴えているようです。違憲には違いありませんが、結果的で紋切り型の批判です。違憲云々する前に、反撃能力を持つべきだという主張が「攻められたら守れ」論にもとづくもので、軍拡競争を引きおこす危険な論理だと批判すべきと思います。
 与野党挙げて反撃能力(敵基地攻撃能力)保持に賛成したとなれば、中国、北朝鮮、ロシアは日本が挙国一致で自分たちに矛を向けたと認識するでしょう。そのことこそが危ないと私は思います。 
 相手だって「攻められたら守れ」となり軍備拡張競争に拍車をかけることになります。
 ウクライナの戦火は冬になっても続いています。日本のメディアは戦時報道をくりかえし「勧善懲悪」と「日本が攻められたときに無防備でいいのか」という「不安感」と「国民的自衛」意識の醸成に精を出しています。
 日本の野党、メディア、労働運動指導部の理性と知性は、時局の惰性に身を委ねていると言わざるをえません。
冷静で批判的な営為がいま•ここで問われます。