取り出しロボットの操作手順を間違えたことが失敗の原因だと言われています。しかし次回いつ試みられるのか明らかにされていません。
公に言えない理由があるのでしょう。隠していると思います。
デブリから自然界の100万倍の放射線が出ており、電子部品がこわれてしまったり誤作動して使えないというのが実情でしょう。
3グラムのデブリを取り出せないのに880トンを取り出せるのがいつになるのか先が見えまえん。
政府はそれでもまだ原発を新増設すると言うのですからどうしようもないです。
【速報】<福島第一原発>デブリ取り出し着手失敗 操作手順間違える
8/22(木) 9:38 Yahoo!ニュース
東京電力は、福島第一原子力発電所2号機での燃料デブリの試験的取り出しに、8月22日に着手する予定だったが、操作手順を間違えて22日は着手に至らなかった。明日以降再調整するとしているが、再開は未定。
2011年に事故を起こした第一原発の1号機から3号機までには、核燃料が溶け落ちて金属などとまじりあった「燃料デブリ」が合わせて約880トンあると推定されている。
「試験的取り出し」は、事故後初めてこの燃料デブリを取出し、敷地外に持ち出したうえで研究機関でその性状などを分析するというもの。 燃料デブリは極めて高い放射線量で人が直接近づけないため、その扱いは廃炉作業の最難関と言われている。 また、この燃料デブリに触れた雨水や地下水などが「汚染水」となり、これを浄化したあと海水で薄めるなどして、「処理水」の海洋放出が行われている。
試験的取り出しは当初、2021年中に着手される予定だったが、ロボットの経路に堆積物の詰まりが発覚したことで、約78億円かけて開発した大型ロボットがすぐには使用できない状態となり、新しいロボットを制作するなどして3回延期されていた。
以上
仮に取り出せたとしても880トンのデブリをどこに保管するのか?それは決まっていません。
大地震でもう一つの原発事故が起きたら大変だということはわかっているはずです。それでも再稼働や新増設をやるというからには政府、電力会社、電機メーカーなどによほどの事情があるからです。
硬直した原子力ムラにメスを入れなければなりません。
原発に安全性は空理空論です。事故が人が近づくことはできず、取出し労働の労働手段にロボットを使うこともできない。高い線量の放射線は電子部品を壊してしまうからです。文字通り「手に負えない」ものです。
とりわけ地震国である日本では危ない。即時に原発は稼働を停止すべきです。