[241](投稿)学術会議は「閉鎖的・既得権益」発言は異常

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理想像示さず中傷、異常

北大スラブ・ユーラシア研究センター
宇山智彦 教授
 
 会員候補の任命拒否を巡る国会論戦は、当の日本学術会議の会員にどう映るのか。10月1日で菅首相から新会員に任命された北大スラブ・ユーラシア研究センターの宇山智彦教授(53)に、4日の衆院予算委員会を中継動画で視聴してもらった。宇山氏は「首相が政府機関である学術会議の理想像を示さないまま誹謗(ひぼう)中傷を続ける異常な事態が起きている」と危機感を募らせた。

 宇山氏が先ず気になったのは、首相が繰り返した次のような言葉だ。

 「学術会議の会員は、連携会員とつながりがなければ選ばれない。閉鎖的、既得権益のようになっているといわれても仕方がない」

 宇山氏は、2017年から学術会議の連携会員だった。その経験から「会員の推薦はいろいろなレベルで合議して決めるので、だれか一人が決めることはあり得ない」と指摘する。
【うやま・ともひこ 東京都出身。東大教養学部卒、東大大学院総合文化研究科修士課程修了。1996年に北大スラブ研究センター助教授、2006年から同センター教授。専門は中央アジア近現代史) 2020・11・5 北海道新聞より引用


※※※石川木鐸のコメント 
 宇山教授の衆院予算委員会の中継をつぶさに見て、鋭いコメントが的の中心に当たりました。

 「首相が政府機関である学術会議の理想像を示さないまま誹謗中傷を続ける異常な状態が起きている」と直下の現実を厳しく指摘し、この現状は「誹謗中傷を続ける異常な状態」だと断言しています。

 菅が、杉田などに調査させて、杉田にそそのかされ、菅自身も「けんか師」のスガオを出して、あらぬ誹謗中傷を作り出して、押し切ろうとしたことが、己の首を切り裂くブーメランとなって帰ってきているのが現実です。

 しっかりとした学術会議の研究成果や業績を調査・研究も全くしないで、「会議は非常に質が低い」と声をあげた議員は、菅と同根で「もはや後がない議員」ではないかと思われます。

 読者の皆様は、宇山智彦教授の意見をどのようにお考えになられますでしょうか?