[844](寄稿)国立感染症研究所は「新型コロナ エアロゾルでも感染」と見解を変更

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ペンギンドクターより
その1
 
 草花も次々と芽吹き、本来なら心弾む春なのですが、新型コロナの蔓延にロシア・ウクライナ戦争が加わり、世界も日本も先行きの見えない日々が続いています。

 転送するお馴染みの和田眞紀夫医師の意見は小児のコロナ感染およびワクチン接種という微妙な問題を含んでいます。参考になれば幸いです。(編集者より:次々回で紹介します。)
 
 それとは別に、3月30日毎日新聞配信(M3経由)
  ●3月28日、国立感染症研究所は「新型コロナ エアロゾルでも感染」と見解を変更
という記事に目がとまりました。今まで感染研は新型コロナウイルスの感染は「飛沫感染」と「接触感染」の二つとしていたのです。しかし、一年ほど前にすでにWHOなどは、エアロゾル感染(飛沫核感染すなわち空気中に漂う微粒子(エアロゾル)による感染)もあるとしていました。ようやく日本国立感染症研究所も、それを公式に認めたわけです。
 以前にもお話しましたが、エアロゾル感染は結核・水痘(水ぼうそう)・麻疹(はしか)のご三家が有名です。この三つは別名「空気感染」とも言われ、患者さんがいた同じ部屋に後から入っても感染するということになります。私自身はそれほどとは考えていませんが、少なくともこのご三家に近い感染形式であることを感染研は認めたわけです。今の私は、遅い!と文句を言う気はありません。それを見越して対応してきましたから。つまり、電車に乗るのも最低限とし、東京には近寄らず、飲食店は那須の食堂に数か月に一度行くだけ、会合には誘われても参加せず・・・・・・という日常をくり返してきました。これからどうなるか、コロナに関してはかつてのスペイン風邪の動向からみて、そろそろ終息の方向(実際は死んでも仕方ない人は死ぬが、死なない人は死なないという昔からの原則に落ち着く)に向かうと思っています。

 問題は、ロシアによるウクライナ侵攻ですが、それよりも日本の今の重要な問題は、先日の年金受給者に対する5000円給付の問題のように思います。つまり、コロナによって政府与党の「税金の無駄遣い」のタガが外れたという問題です。もちろん野党も同様でしょう。一方、ロシア・ウクライナ戦争を引き起こしたプーチンロシアは世界中の軍事費の急増という事態を招いています。つまり、こちらもタガが外れてしまいました。この話はここでやめます。私がいろいろ言ってもきりがありませんから。
つづく