[1031](寄稿)石弘之の『噴火と寒冷化の災害史 「火山の冬」がやってくる』

ペンギンドクターより
その3
 もう一つの本、前回読書中とお伝えした石弘之『噴火と寒冷化の災害史 「火山の冬」がやってくる』ですが、この本に目がとまったのは、同じ著者の『感染症の世界史』(角川ソフィア文庫、平成30年1月25日初版発行、同年12月5日3版発行)をコロナ禍で読んでいて、大変面白く読め著者を評価していたからです。彼は1940年生まれです。詳細はいずれお伝えする機会があるでしょう。政府税制調査会会長?を務めた石弘光一橋大学教授は実兄です。
 今地球温暖化二酸化炭素のせいだということになっていますが、これを否定する人もいます。私自身は複合的要因があると思いますが、いずれにしても化石燃料をむやみに掘り出すことは地球の破壊につながることですから、二酸化炭素排出を抑えることは大切なことです。矛盾だらけですが、SDGsの推進は悪いことではないと思っています。
 でもこの本で巨大な火山の噴火が、数年後の大凶作の原因になることも知りました。さらに東日本大震災と火山の爆発は関連していると知りました。つまり御嶽山の噴火も大震災と関連があったということになります。
 
 まだまだ勉強することはたくさんあります。あとせいぜい5年でしょうか。まともに本が読めるのは・・・・・・。現実には楽観的であろうと悲観的であろうと、お構いなしに月日は経っていきます。転倒に注意してゆっくり散歩ですね。
 では、きょうはこのへんで。
つづく