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「マイナ保険証」義務化
北海道新聞によると、10月13日 河野デジタル相は記者会見で、現行の健康保険証を2024年秋に廃止し、マイナンバーカードの付いた保険証に一本化する方針を表明した。来年4月から原則すべての医療機関、薬局にマイナ保険証への対応 、カード読み取り機の設置などを義務付ける。
現行保険証の廃止については、日本弁護士連合会会長は 、国民皆保険制度を採用している わが国では、全国民にカード取得を強制するに等しいと声明を出した。
わたしの意見
社会保険と税の一体化の名のもとで、2012年 民主党政権下で、マイナンバーカード制度が法制化された。これによって、税金、医療、介護、福祉、年金の分野のデータベース(個人情報の集積)の紐付け、データマッチングが可能となった。
個人が特定されることはないと政府は言うが、はたしてそうだろうか、マイナンバーは国民ひとりひとりに与えられるので、個人の特定は前提になっている。国家意志によって、個人情報を一元的に管理することが可能であり、また、そのためにつくられたのがマイナンバー制度ではないだろうか。マイナ保険証の活用によつて医療機関の連携がよくなると言われているが、その事は同時に個人情報が拡散される危険性が大きくなることでもある。ブライバシー権はどこに行ってしまうのか?
皆さんはどうお考えですか。
猪狩 健人