[1434]米つなぎ予算がやっと通過

 やっとアメリカのつなぎ予算が下院と上院で通過し政府機関の閉鎖は免れたようです。現行のつなぎ予算は11月17日までが期限でギリギリで可決されました。

 米国の会計年度は10月1日から9月30日となっています。本来なら9月30日までには次年度の予算案を成立させなければいけませんが与野党の対立で本予算が成立しない場合に暫定的な予算が施行されなければ政府機能な停止してしまいます。例えば国家公務員の給料が出なくなります。

 共和党の反対でウクライナイスラエルへの支援のための予算は削られました。ウクライナ支援に関しては共和党内に反対が根強く先行きはわかりません。

ブルームバーグのニュースを引用します。

 米上院、つなぎ予算案を可決、政府閉鎖回避へ-大統領に送付 

2023年11月16日 13:26 

 米上院は15日深夜の本会議で、現行のつなぎ予算の期限切れに伴い18日から連邦政府機関閉鎖に追い込まれるのを回避するため、新たなつなぎ予算案を賛成87、反対11の圧倒的賛成多数で可決した。 下院は前日に既に可決済みで、バイデン大統領に署名のため送付される。大統領が署名して成立する見通し。ただ、連邦支出を巡る与野党対立は来年まで持ち越され、ウクライナイスラエル向けの緊急支援も宙に浮いたままとなる。

以上引用。

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領は3月の大統領選を拒んでいますが国内に批判意見が台頭しています。アメリカの軍事、経済支援が滞れば窮地に立つことになります。ロシアの越境侵略をもってはじまった戦争はアメリカをはじめとするNATOの軍事的経済的介入によって長期化させられ日を追って犠牲が増加しています。

 アメリカの動きに国の命運が左右されてしまうこんにちのウクライナ戦争は労働者階級国民の力によって止めなければならないと私は思います。