国民投票法改定案が9日に参院憲法調査会を通過してしまいました。立憲民主党、国民民主党などが11日 の参院本会議で賛成すれば、成立してしまいます。国民投票法は改憲の一里塚です。このブログ［513］［515］を読んでください。
9日、自衛隊がオーストラリアの軍艦を「防護」できることを日豪の外務・防衛担当閣僚の間で決めました。改訂自衛隊法に基づく「武器等防護」の適用は国家安全保障会議（NSC）で審議決定され、国会の承認は不要です。「放置したら日本が攻撃される恐れのある『重要影響事態』」での後方支援活動などが想定されています。生起したある事態を「日本が攻撃される事態である」と判断するのは政府NSCです。これは危ないと思います。
2020年、自衛隊は米軍との間で25回の訓練をやっています。私はこんなに頻繁にやっていることは知りませんでした。
日本は憲法上の制約があるにもかかわらず、現実には戦争のできる国になっています。改憲は法的仕上げです。おお手を振って戦争ができ、反対することが厳しくなります。
野党やメディアは答弁すらまともにできない菅をばかにしていますが、菅はしたたかです。
コロナ危機の陰に隠れて、改憲の道を掃き清めているのです。
今日の参院で国民投票法を成立させてはなりません。
