[1058]奇妙なアラート訓練

政府は3日、北朝鮮からミサイルが発射されたもようと全国瞬時警報システム(Jアラート)を発表。Jアラートは、宮城県山形県新潟県を対象地域に指定し、避難を呼びかけた。(スポニチアネックス)

 

 私は7時50分頃NHKテレビを見ていました。画面が切り替わり、北朝鮮がミサイル発射して3県にJアラートが出たことを繰り返しました。近くの建物や地下に避難するようにというアナウンスが流れました。ちょっと経って、ミサイルは日本列島を越えて太平洋上に落下したと伝えられましたが発せられる言葉は同じ。付け加えられたのは不審な物には手を触れず警察消防にしらせるように、でした。同じことを何度も繰り返すので他チャンネルを見てみました。どこも同じでした。

 私は非常事態を知らせる一斉テレビ放送自体がよほど異常事態だと思いました。北朝鮮が今日本列島を狙ってミサイルを発射することはないと思いますが、日本政府はすでに太平洋に落ちたと8時の時点で発表しました。それなのに繰り返し警戒を喚起する政府とメデイアはは意図的に不安を煽っているとしか思えません。

 しかし日本政府は北朝鮮に攻撃されるかもしれないという不安感を実際にもっているのではないでしょうか。なぜなら日常的に日米と米韓軍事事同盟にもとづく軍事行動を北朝鮮にたいして準備しているからです。今米韓合同軍事演習「ビジラント・ストーム」が続けられています。

 北朝鮮のミサイル発射実験は、向けられた矢に対抗する姿勢を押し出すために行われているのでしょう。米韓日政府と北朝鮮政府は悪無限的に軍備拡張を行っています。

 米韓合同軍事演習も北朝鮮ミサイル実験も停止すべきです。

 メデイアは双方の目で報道しません。私たちは自分の頭で考えなければならないと思います。

 アラートの発信訓練は国民を国家の軍事力強化の方向に馴化させるためのものだと思います。