[1217 ]アラート

 13日朝8時前に北海道を対象にJアラートがTVで流されました。北朝鮮がミサイルを発射したから避難せよというものでした。

 どの放送局も通常番組を中断して全国で一斉にアラートを流しました。アナウンサーは同じことしか言わないので、どこかで違う番組を流しているのではないかとチャンネルを変えましたが同じでした。

 全てに優先した管制放送は異様で、日本を狙って発射されたかのようでした。北海道に落下する可能性がないとして数十分後にアラートは解除されました。

 私はテレビ朝日を見ていましたが、避難報道について札幌のビルの前で様子を伝える若いアナウンサーは「正直、避難する人はいませんでした」と何だか言いにくそうに語っていました。

 国民を報道管制に慣れさせるという意味もあったのでしょう。いま、北朝鮮が日本を狙って弾道ミサイルを発射することはないでしょう。しかし日本政府はアラート発報によって北朝鮮ミサイル発射実験を脅威として国民の意識に流し込み、防衛=戦争協力意識を醸成することに利用しています。