[1247](寄稿)医療あれこれ(その83)ー1長生きに効果のあるスポーツ

ペンギンドクターより

その1

 皆様
 連休も終了しました。昨日からは冷たい雨が降っています。
 私は、腰痛と右足首痛で「脊柱管狭窄症の再燃」と考え、5月1日からは散歩も町内の防犯パトロールも朝のテレビ体操も中止していました。腰痛は長く座っていて立ち上がる時にまだありますが、足首の痛みはなくなりました。本日よりおっかなびっくりながらテレビ体操を再開しました。午後には雨も上がるので防犯パトも10分程度再開するつもりです。75歳ともなるといろいろ起こってきます。注意していたから大丈夫ということはありませんが、注意するに越したことはないでしょう。転倒しないように気をつけています。運動しないので、空腹感がなく食事も美味くありません。摂取カロリーは減らしていますが、空腹感がないのは味気ないものです。アルコールも(水)(土)の自作料理の日のみとしていましたが、運動していないので不味く、さらに量を減らしています。運動をして汗をかくことの有難さを痛感しています。
 以前紹介したことがありますが、「最も長生きに効果があるとされたスポーツは?」の答えはテニスです。この件について少し詳しく述べます。ケアネット2023年4月24日配信からの引用です。
 デンマークで9千人弱を対象とし、25年間追跡したコホート観察研究があります。
 運動別の平均寿命の延長(Schnohr他、Mayo Clin Proc.2018年より抜粋)
 ①テニス         9.7年
 ②バドミントン         6.2年
 ③サッカー         4.7年
 ④サイクリング          3.7年
 ⑤水泳                    3.4年
 ⑥ジョギング           3.2年
 ⑦自重による体操         3.1年
 ⑧ジムでのフィットネス 1.5年
 
 延命のためには高強度の間欠的運動のほうがより効果的であることや、①②③のように集団で行う種目、心理社会的な交流がある運動のほうが効果的であることが示唆されています。2.6~4.5時間/週のスポーツ活動が死亡リスクが最も低いとの報告もあるようです。テニスをされている方々には朗報でしょう。
 それはそれとして私は散歩すなわちウオーキングの再開を徐々に行なうつもりです。