玉木代表が記者会見で「汚染水」という表現は風評被害を生むのでやめるように言いました。
汚染水という呼び方は共産党と立憲民主党の一部と社民党が使っています。玉木氏は共産党が汚染魚という表現をした次期衆院選候補の党公認を取り下げたことに追い打ちをかけるように汚染水というのもだめでしょうと言っているようです。汚染水という言葉を与野党を問わず、メディアを動員して叩くような批判をしています。
15日夜のBSフジの報道番組で共産党の小池書記長の話を聞きました。彼は原発事故の溶けた燃料棒を冷却した水だから汚染水と呼ぶのだと言っていました。ところが、司会者に海洋放出した水の安全性について聞かれた小池氏が共産党は危険だといったことは一度もないと答えたことに私は驚きました。海洋放出に反対するのは漁協が反対すればいかなる処分もしないという約束を破ったからだと言うのです。
危険ではないのなら、海洋放出そのもので被害はないわけですから反対する人々に安全だから大丈夫だと説明すればいいのではないでしょうか。立憲民主党の大串氏も小池氏と同じ意見でした。
案の定、自民党の細野氏に風評被害を出さないように支持者に説明すべきだと言われました。
共産党も立憲民主党もIAEAの安全基準を信頼しているようです。あるいはIAEAの権威に逆らってはいけないと思っているようです。
彼らにIAEAの判断の根拠を問い批判する気はありません。その意味で自民党と違いはないと思います。仮に漁協幹部が賛成してもわれわれは海洋放出に反対するという強さがなければたたかえません。
昨日、労働組合の後輩に共産党が危険だといったことはないと言っているので驚いたというと、当たり前でしょ!危険だといったら反日かと言われて福島で票がとれなくなるでしょう、といわれました。
ヤフーニュースを引用します。汚染魚発言を突かれて票が減るのを恐れ衆院選候補を下ろすほどになっている共産党は票が減ることにピリピリしています。番組に出た小池氏はこの汚染水問題は歯切れが悪かった。放出水が危険ではないと言ってしまえば反対闘争にはなりません。
国民民主の玉木代表、汚染水表現「慎むべき」 9/12(火) 16:40 Yahoo!ニュース
国民民主党の玉木雄一郎代表は12日の記者会見で、共産党などが東京電力福島第1原発の処理水を「汚染水」と表現していることに関し、「風評被害に加担するようなことは国益に反する。慎むよう求めたい」と批判した。 共産党は、X(旧ツイッター)に「汚染魚」と投稿した次期衆院選の公認予定候補を取り下げる一方、「汚染水」との表現は問題ないとの見解を示している。これに対し、玉木氏は「汚染魚が駄目なら汚染水も駄目ではないか」と指摘。「中国と同じような主張を国内からすべきではない」と強調した。
以上。
議会主義に深く沈んだ日本共産党は、票が減るのを恐れ、トリチウム汚染水に晩発性障害をひきおこす危険性があると言えなくなっています。