[1485]寿都、神恵内の核ごみ処分場文献調査ーその1

 寿都、神恵内の核ごみ処分場文献調査がはじまって3年経ちました。第2段階の概要調査に進むかどうか検討が始まっていますが、1日の能登半島地震の影響を受け志賀原発で様々なトラブルが起きています。いつどこで地震が発生するかわからない日本で高レベル放射性廃棄物の処分場の建設のための調査は中止しなければなりません。

 志賀原子力発電所の設備が損傷し、外部から電気を受ける系統が一部使えなくなっています。依然、復旧の見通しはたっていません。1号機と2号機で外部から電気を受けるために使われている変圧器2台の配管が壊れて、絶縁や冷却のための油が漏れ出し、一部の系統が使えなくなっています。

 日刊ゲンダイによれば未知の活断層が動いたといわれています。

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 今回の震源の深さは16キロと浅い。政府の地震調査委員会は2日の臨時会で、北東から南西に延びる約150キロの活断層がズレ動いたとの見解を示した。この活断層について、東大名誉教授の平田直委員長は「知られている活断層ではない」と断じた。浅い地下の150キロの活断層は未知の存在だった。

 立命館大環太平洋文明研究センター特任教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)が言う。

震源活断層が未知だったと聞いても驚きはありませんでした。政府は活断層の数を2000以上と公表していますが、それらは地表から容易に見つけられる調査で誰が見ても活断層と言えるものです。実際には、無名の断層も含めれば、少なく見積もっても3万以上の活断層が日本列島に存在すると推測しています」

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引用以上。

 こういうことがわかった以上、寿都、神恵内の核ごみ(高レベル放射性廃棄物)処分場の新設はやめるべきだと思います。

次回のブログに北海道新聞の報道を紹介します。

つづく